【社長コラム】イベントが成功した後に、私たちが一番困ること

おかげさまで、株式会社アトラスのポータブル電源レンタルは多くのお客様にご利用いただけるようになりました。

イベント会社様、自治体様、建設関係のお客様を中心に、最近では5台、10台とまとまった台数をご注文いただくことも珍しくありません。

本当にありがたいことです。

しかし、レンタル事業を続ける中で、私にはずっと悩みがあります。

今日は少しだけ、レンタル会社の社長としての本音を書いてみたいと思います。


ポータブル電源レンタルは順調。でも社長の私には悩みがあります

ポータブル電源の付属品チェックをする亀山夫婦

レンタル事業自体は非常に順調です。

イベント会場やお祭り、展示会、防災訓練、工事現場など、ポータブル電源を必要とする場面は年々増えています。

当社でも多くのお客様にご利用いただいていますが、実は長年解決できていない問題があります。

それが、

「付属品の紛失」

です。

特に多いのが電源コードです。


配送事故を防ぐため、梱包にはかなりこだわっています

ポータブル電源Jackery power1500のUSBポートの数を参照

実は当社では、ポータブル電源の梱包にかなり手間をかけています。

一般的な段ボールではありません。

耐荷重50kgクラスの丈夫なプラスチック段ボールを使用しています。

さらに内部にはスタイロフォームを敷き、配送中に本体が動かないよう加工しています。

この中敷きも既製品ではありません。

私自身がカッターや丸ノコを使いながら加工しています。

配送中の事故を防ぎ、お客様へ安全にお届けするためです。

また返却時にお客様がガムテープを貼らなくても済むよう、ワンタッチで開閉できるケースを採用しています。

少しでも返却しやすいように工夫しています。


付属品チェックリストも独自に作っています

5台のDABBSSONポータブル電源とエコフローのポータブル電源

付属品の紛失を防ぐため、当社では独自のチェックリストを同封しています。

しかも単なる一覧表ではありません。

写真や図解を入れ、

  • AC電源コード
  • ソーラー充電ケーブル
  • 各種アダプター
  • 取扱説明書

などを一目で分かるようにしています。

さらに数量も記載しています。

発送前にはスタッフが確認し、チェックを入れて出荷しています。


それでも一番なくなるのは電源コードです

ポータブル電源の付属品を到着後確認するように伝える指図

ここまで対策していても、最も紛失が多いのが電源コードです。

イベント会場では、

  • 他社の機材が多数ある
  • 延長コードが大量にある
  • 撤収が夜間になる
  • 複数のスタッフが片付ける

という状況が珍しくありません。

そのため、

「会場に置いてきた」

「他社のコードと混ざった」

「別の箱に入った」

というケースが発生します。

当社の感覚では、10件に2件程度は何らかの付属品不足が発生しています。


純正コードへのこだわりがあります

ストラップがCケーブルとなっているJackery 300D

実は電源コードは意外と高額です。

当社で扱う大容量ポータブル電源の場合、メーカー純正コードは1本約6,000円前後します。

2本なくなれば1万円を超えます。

もちろん規格さえ合えば、市販品なら1,500円程度で購入できます。

しかし私たちはできる限り純正品で揃えたいと思っています。

次のお客様にも安心して使っていただきたいからです。

レンタル会社としての小さなこだわりかもしれませんが、大切にしている部分です。


全く違うコードが返却されることもあります

DABBSSON DBS3500ポータブル電源の付属品

さらに困るのが、

「違うコードが返却される」

ケースです。

差込口も違う。

メーカーも違う。

明らかに別製品。

おそらく悪意はないと思います。

ただ現場で似たコードが混ざり、

「これかな?」

と思って返却されているのだと思います。

しかしレンタル会社としては純正コードを再手配しなければなりません。

地味ですが大きな負担です。


取扱説明書も少しずつ減っていきます

ポータブル電源の付属品を到着後確認するように伝える指図

実は取扱説明書も返却されないことがあります。

電源コードほどではありませんが、10件に1件程度でしょうか。

そのため現在はコピー版を同封することもあります。

しかし、

「できれば純正の説明書が良い」

というお気持ちもよく分かります。

私自身もできる限り純正状態でお届けしたいと思っています。


返却前のひと手間で、心苦しいご連絡をゼロにしたい

アトラスでレンタルしているモバイル専用ポータブル電源Jackery 300D

イベント終了後、「無事終わりました」「ありがとうございました」とご連絡をいただくことがあります。私たちも本当に嬉しい瞬間です。

イベントが成功して良かった。お客様のお役に立てて良かった。心からそう思っています。

だからこそ、その後で返却品を確認して電源コードが見当たらないとき、「コードが不足しているようです」とご連絡を差し上げるのは、私たちにとって一番心苦しい仕事です。

せっかく気持ちよく終わったイベントの後に、お客様に余計なご負担をおかけしたくない。実はこのご連絡こそ、私たちが本当になくしたいものなのです。


お客様も探すのは大変だと思います

DABBSSON DBS3500の使い方を現地で説明する当社のスタッフ亀山くん

不足品がある場合、

「電源コードが不足しているようです。ご確認いただけますでしょうか」

というご連絡を差し上げます。

しかし、お客様もイベント終了後は忙しいと思います。

会場に確認したり、

スタッフへ聞き取りしたり、

倉庫を探したり。

決して簡単な作業ではありません。

それは私たちも十分理解しています。

だからこそ連絡するのがつらいのです。


実際にはほとんど見つかりません

発電機からポータブル電源へ充電しながら出力確認を行っている様子

これまで数えきれないほどのケースがありました。

しかし、

「ありました!」

というご連絡をいただくケースは体感で1割にも満たないと思います。

ほとんどの場合、

「探しましたが見つかりませんでした」

という結果になります。

そうなると不足品のご請求についてご相談しなければなりません。

これもまた非常につらい仕事です。


時には当社で負担することもあります

マキタ産業用大型扇風機40Vmax CF003GZ

実際には、

「今回はたくさんご利用いただいたから」

「長くお付き合いしているお客様だから」

という理由で、当社側が負担するケースもあります。

しかし、それが毎回続くと事業として成立しません。

だからこそ、

不足品があった場合にはご相談をさせていただくことがあります。

決して利益のためではありません。

次のお客様にも同じ品質でお貸しするためです。


最後にひとつだけお願いがあります

アトラスの倉庫内でメンテナンスをしてるDABBSSON DBS3500

今回の記事は少し愚痴のようになってしまったかもしれません。

しかし私たちがお伝えしたいのは、

「なくさないでください」

ということだけではありません。

イベントが成功し、

お客様も気持ちよく終わり、

私たちも気持ちよくレンタルを完了したい。

ただそれだけです。

返却前にほんの数分、

  • 電源コード
  • 充電ケーブル
  • アダプター
  • 取扱説明書

をチェックリストと見比べていただけると、本当に助かります。

株式会社アトラスでは、これからも梱包方法の改善や付属品管理の工夫を続けながら、安心してご利用いただけるポータブル電源レンタルサービスを提供してまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


このページに入れると強い写真

  1. 社長がスタイロフォームを加工している写真
  2. 丸ノコで中敷きを作っている写真
  3. プラダンケース内部
  4. 付属品チェックリスト
  5. 青色タグ付きコード
  6. 発電機で充電試験中の写真
  7. 入力電力を確認している点検写真
  8. 梱包完成写真