おいっ日下!お前2・3日まえ、発電機を使ってるとき電源が落ちたって騒いでたよな?

えっ!やっぱり見てたんですか?

当たり前だろう!お前そのままシレーっとして何事もなかったような感じだったけど、どうして電源が落ちたのか分かったのか?

いや・・・そのなんといいますか・・・壊れたかと思って・・・

壊れた?
バカ言え!
あの発電機まだ新品同然だぞ。
お前、まさか1500Wの発電機に、丸ノコとコンプレッサー同時につないだんじゃないだろうな?

え?だって1000Wの丸ノコと、700Wのコンプレッサーだから、合計1700W・・・あれ?

それだけじゃねぇぞ。
お前が見てるのは「消費電力」だ。
問題は「起動電力」なんだよ。
コンプレッサーみたいにモーターで動く機械は、スイッチ入れた瞬間にドカンと電気を食うんだ。

起動電力?

お前の使った700Wのコンプレッサー、あれ起動時には2500Wくらい食うぞ。
丸ノコだってスイッチ入れた瞬間は1000Wくらい必要だ。
つまり、2500W+1000W=3500W。1500Wの発電機に3500W分の仕事させようとしたんだ。
そりゃあ止まるわ。

ええっ!?そんなに違うんですか!じゃあどうすれば良かったんですか?

おまえ・・・発電機の選び方がイマイチわかってねーな。
よしわかった!
今回は発電機の選び方を詳しく解説する。
これを覚えてればせっかく買った発電機が動かないなんてことはないから、よく聞いとけ!

まずはここから!消費電力と起動電力で決める発電機サイズ

発電機にコンセントを接続する画像

発電機を選ぶときに一番大切なのは「どれくらいの大きさ(パワー)が必要か」を知ることです。

社長っ!そもそも電力って何ですか?

オイオイ!そこから説明しなきゃいけない?よく聞いとけ!(苦笑)

電化製品には「◯◯W(ワット)」という数字が書いてありますよね。

これは「この機械を動かすのに必要な電気の量」を表しています。

たとえば、スマホの充電器なら「20W」くらい、電子レンジなら「600W」くらいです。

数字が大きいほど、たくさん電気を使うということです。

知っておきたい2つの電力!勘違いすると家電が動かない!

起動時に電力を使うエアコンプレッサー

ところで、日下は電動工具とか家電を使うとき一瞬大きな電力が必要だって知ってた?

えっ!そうなんですか?だってマキタやハイコーキのカタログみると消費電力のことしか書いてないですよ?

そうだな・・・確かに不親切な書き方をしてる場合もあるよな。わかった!詳しく説明する!

①消費電力(いつも使う電力) テレビを見ているとき、ずっと使い続ける電力のこと。

②起動電力(スタート時だけ必要な電力) エアコンや冷蔵庫など、モーターが入っている機械は、スイッチを入れた瞬間だけ、普段の2〜3倍の電力が必要になります。

自転車をこぎ始めるときに力がいるのと同じです。

ということで・・・日下がわかりやすいように、家電や電動工具の「消費電力と起動電力」一覧を作ってみた。
大雑把になるが、目安として覚えておいて損はないぞっ!

発電機の「消費電力」と「起動電力」

まずは用語

かんたん解説

  • 消費電力…ふだん動いている時に使う電気(W)
  • 起動電力…スイッチON直後だけ一時的に大きく必要な電気(W)
  • モーター付き(冷蔵庫・エアコン・電動工具)は、起動時がグッと上がる
  • 発電機は20〜30%の余裕を見て選ぶと安心
選び方(4ステップ)
  1. 同時に使う機器の消費電力を全部足す
  2. その中で(起動−消費)が最大の機器をさがす
  3. ①に②を足して「起動の山」をカバー
  4. さらに20〜30%を上乗せ

消費電力のかんたん計算例

同時に使うもの:LED電球(10/10)、冷蔵庫(150/600)、電動ドリル(600/900)
① 消費の合計10 + 150 + 600 = 760W
② 最大の「起動−消費」冷蔵庫:600−150 = 450W
③ 必要最小①+② = 1210W
④ 余裕30%を上乗せ1573W 以上の発電機が安心

※同時起動を避ける(先に片方を止める)と、必要容量を抑えられる場合があります。

この図解は学習用の例です。実際の機器で数値を確認してね。

用途で決めるレンタル発電機|工事・イベント・停電でベストを選ぶ

屋台のテント・かき氷の屋台

さて、日下!
いままで、説明したことはわかったかな?
ここから、実機を例にして用途によってどのタイプを選べばいいのか具体的に解説する。

あっ!そうですね。
その方がわかりやすいですよね!

工事(工具を使う現場)

ホンダ発電機・EU26ijとハイエース

メイン: HONDA EU26iJ(2.6kVA)
・工具の立ち上がりが重くても余裕。FI(燃料噴射)で始動性も良く、取り回しやすいサイズです。

ホンダEU26iJ発電機レンタル|2.6kVA|3泊4日22,000円

サブ/軽作業: HONDA EU18i(1.8kVA)
・照明や小型ドリル1台など“軽めの同時使用”に向きます。超低騒音&インバーターで現場でも扱いやすいです。

ホンダEU18i発電機レンタル|3泊4日18,000円|埼玉東京栃木

コツ

  1. 工具は同時起動を避ける
  2. 必要合計+20〜30%**で余裕を見る
  3.  太めの延長コードで電圧降下を防ぐ

イベント(屋台・物販・音響)

コツ

1:来店のお客さま導線から3m以上離す(屋台で使う方は、必ず守ってください)

2: 排気方向を人やテントから外す

停電(家庭・店舗の非常用)

コツ

屋外設置・換気必須(CO対策)延長コードを使い発電機を屋外に置く

さて、ここで補足がある。
屋台の人に聞いた話なんだけど、やっぱり1,8Kwだと少し容量が足りないっていう人も多いんだよ!

えっ?そうなんですか?
どうして?

やっぱり、最近の夏は以上に暑くて焼きものする人なんかは、冷房機器がないとできないらしんだよね!
調理器具・冷房器具・照明・食材保存の冷蔵庫となると、最低でも2,5Kwないと電気が使えない不安があるらしんだよ。

なるほど・・・扇風機だけじゃ少し大変かもしれませんね

まとめ

どうだった?
少しは発電機の選び方がわかった?
これくらい知っとけば、いざというとき発電機が使えませんでした!
なんてことは、ないと思う。

つまり、自分が使う家電や工具の定格容量と起動電力さえしっかり分かってれば失敗しないってことですね!

そう言うこと!

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