私が約35年前に静岡県裾野市に引っ越してきた当時、強烈に印象に残っているテレビCMがあります。
それが富士急ハイランドの伝説的なCM。
♪マ~チョッ・マ~チョッ♪フジヤママ~チョッ
このメロディー、一度聞くと耳から離れません。
軽快なリズムに乗せて、筋骨隆々のボディビルダーがジェットコースターでポージングを決める、あの斬新な映像は今でも鮮明に覚えています。
※若い人は見てください!かなり個性的なCMです。15秒から
実は当時、裾野から車で1時間かからない富士急ハイランドには、デートでよく足を運んだものです。
ジェットコースターで絶叫し、帰りは河口湖で夕日を見る――そんな青春の1ページを彩ってくれた場所でした。
まさか、あれから30年以上経って、思い出のテーマパークから発電機のご依頼をいただくとは!
人生って不思議なものですね。

導入企業名 | 導入場所 | 用途 | レンタル機種 | 型番 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
富士急ハイランドさま | かき氷移動販売ブース | 夏季イベントでの販売運用 | 券売機 | VT-S20 | 新紙幣対応・屋外設置 |
富士急ハイランドさま | かき氷移動販売ブース | 電源供給(券売機・調理機器) | 発電機 | HONDA EU26IJ | 静音型・2600VA出力 |
Contents
思い出の地から届いた、まさかのSOS

富士急ハイランド様から飛び込んできたのは、想像もしていなかった緊急のご依頼でした。
「すみません、本当に急なお願いなんですが...券売機と発電機を、できれば3日以内に納品していただけませんか?」
お話を伺うと、急遽決定したイベントの開催が目前に迫っているのに、ブースの工事と電気の確保が間に合っていないとのこと。
電源がなければ券売機も動かないし、イベントブース自体が機能しない。かなりピンチな状況でした。
「お任せください!当社は納品がどこよりも早いんです」
思わずそう答えていました。緊急対応は得意中の得意。
これまで数え切れないほどの「困った!」を解決してきた経験があります。
スピード納品こそ、うちの最大の強みなんです。
富士急ハイランドへ、いざ納品!

納品当日は快晴。朝7:30分に埼玉を出発し、相棒のハイエースで山梨方面へと向かいました。
こちらの写真は、その道中の一コマです。
富士山がちらっと顔をのぞかせた瞬間、「ああ、もうすぐ富士急だな」と自然と気が引き締まりました。
高速道路の窓からは、緑が広がり、青空がすがすがしくて、まさにドライブ日和。
でも正直、心の中はずっとバタバタです。
- 「発電機はしっかり動くかな?」
- 「券売機の設置場所、ちゃんと決まってるかな?」
- 「現地での動線は問題ないか?」
そんなことばかりが頭の中をぐるぐる回っていました。
……とは言え、冷静に考えれば、そこまで心配することでもなかったんです。
なにせ発電機は新品ピカピカ、券売機も動作チェック済み。
「念のための心配」が、職業病みたいなものですね。
現地に到着!目の前には絶景とあのジェットコースターが…

富士急ハイランドに無事到着。
いや〜、何度来てもこのロケーションは圧巻ですね。
目の前には堂々とそびえる富士山。
そして、その手前には…昔一度だけ乗って本気で後悔した、あのジェットコースター。
あのとき、喉からキ〇タマが飛び出そうな感覚が今でもよみがえります。
高くうねるレールを見るだけで、体が一瞬フワッと浮くあの恐怖がよみがえってくるんです。
でも今日は乗りません。
仕事ですからね。
さあ、ここから設置作業のスタートです!
担当者の小林さまが・・・・まさかの“神対応”

予定より15分ほど早く到着したので、まずは園内の搬入ルートを確認することに。
富士急ハイランドの中はやっぱり広いですね…軽い気持ちで歩き出しましたが、思わず「広っ!」と笑ってしまうほど。
そしてこの日、対応してくださったのが担当の小林さん。
この方がとても親切で、まさに「ザ・紳士」
- 納品時間前にはすでに台車を用意
- 搬入ルートも丁寧に案内
- しかも、運搬作業まで手伝ってくれました!
ここまでしてくれるお客様は、なかなかいません。
正直、めちゃくちゃ助かりました。
設置現場に到着。急ピッチでオープン準備!

台車に載せた発電機を押しながら、ようやく目的の場所へ到着。
そこにはかき氷の移動販売ブースが設置されていましたが、まだ準備が完全には整っておらず、少しバタバタした様子。
お話を伺うと、電気工事がまだ終わっていないため、電源の接続ができないとのこと。
そこでまずは、キッチンカーの営業が始められるよう、スタッフの方々と連携して開店準備を優先して進めていただきました。
周囲を見渡せば、すでに園内はたくさんのお客さんと子どもたちでにぎわっていて、「できるだけ早く営業を始めたい」という現場の焦りもひしひしと伝わってきます。
そうした空気感を察して、当社も迅速に対応。
指定されたスペースへスムーズに券売機を配置し、できる限り早く販売がスタートできるようお手伝いさせていただきました。
設置完了。そして“只者じゃない”スタッフさん登場!

無事に設置が完了し、富士急の小林さんと移動販売のスタッフさんに、その場で券売機の使い方を説明することに。
……と、思ったんですが
そのスタッフさん、こちらが見ている前で、テスト発券や初期動作の確認を、プロ顔負けのスピードでサクサクこなすではありませんか!
「おおっ…これは只者じゃないぞ」と思い、思わず「券売機、かなり詳しいんですね?」と尋ねてみると…
「昔からずっとグローリーの券売機を使ってまして!」と、サラッと返答。
納得です。
テスト発券のボタン操作やメニュー切り替え、もう完全に体が覚えてるレベル。
こうなれば、私の出番はなし。
こういうときは余計な口を出さないのが一番!
しっかり動作確認が終わるのを、後方で静かに見守ることにしました。
仕上げは発電機のテスト!ピカピカの頼れる相棒

さて、順序は前後しましたが、最後の確認として発電機に燃料を入れてテスト運転。
どうです?
写真に写っているのが、今回持ち込んだ当社の発電機。
ピカピカで状態もバッチリです。
このサイズ感ながら2600VAの出力があり、券売機はもちろん、かき氷機などの調理器具を同時に使ってもまだ余裕のパワー。
こうした移動販売の現場では、このくらいの静音型インバーター発電機が本当に重宝されます。
そして仕上げに、券売機と発電機をかき氷屋さんの前でパチリ
これにて、本日の任務は完了。
無事に動作確認も終え、現場をあとにしました。
まとめ
今回のような案件では、
- 急なご依頼に即応するスピード力
- 電源工事が未完了でも柔軟に動ける現場対応力
- 機材の運搬から設置、操作説明まで一貫して請け負える体制
この3つがうまく噛み合ったことで、問題なくお客様の課題を解決できました。
こうした対応ができるのも、現場で培ってきた経験と「すぐ動ける機動力」を何より大切にしているからこそ。
「間に合わないかも…」「今からでもいける?」そんな声に対して、私たちはこれからも“即行動”でお応えしていきます!